2026年2月21日に鞍馬寺から貴船神社まで歩きました。
この日は、妻とふたり。


仁王門を過ぎると右側にケーブル駅があります。
このケーブル(鞍馬山鋼索鉄道)は乗車時間が2分弱で、日本一短いケーブルといわれています。






ケーブルを使うとつづら折りの急登を短縮できるのですが、日本三大火祭に数えられる鞍馬の火祭が行われる「由岐神社」を飛ばすことになってしまいます。
もったいない!!
当然私たちは登山道を進みます。
しばらく行くと滝行場があります。
山の行場にはお不動さんがおられるのが一般的ですが、鞍馬山では天狗さんが守っておられます。




鞍馬寺の鎮守社である由岐神社には、樹齢800年の大杉が御神木があります。
これがとんでもない大木で、口をあんぐり開けて見上げました。






登山といっても、参道なので非常にきれいに整備された道。
気持ちよく歩けます。
由緒ある神社仏閣は、心を込めて守られていてどこもかしこも美しい。






急登を15分ほど歩いて本堂下に到着。
冬登山なので、汗はほとんどかいていません。
京都の山々が折り重なって幻想的な風景が美しい。
この景色は鞍馬寺が創設された1300年前とほとんど変わっていないのだろうなあ・・・
なんて想像が膨らみます。






本殿金堂の前には雪が残っています。
鞍馬寺(鞍馬弘教の総本山)は、奈良時代末期(約1300年前)に建立されました。
ご本尊は毘沙門天です。
平安時代、鞍馬の僧兵は、数こそ比叡山に劣りますが、その勇猛さは抜群であったと伝承されています。


鞍馬山は神代以前からの古神道や陰陽道、修験道等の山岳宗教の地。
この地で仏教修行をしていた幼き日の源義経(牛若丸)が、天狗に武芸を習ったという逸話は有名ですよね。
義経は修験者から武芸を教わったのではないかなどと言われたりもしますが、ここに来てみれば本当に天狗に手ほどきを受けたのではないかと思えます。
それほどこの山はパワーを感じるからです。
金剛床(パワースポット)もあって、ここもかなり強い気を感じます。


般若心経を唱えて、家族とも健康であることの感謝と、これからも変わらず登山ができる体を保てますようにと祈願いたしました。
ちなみに鞍馬寺のご利益は
「開運・心願成就・魔除け・心身の浄化・病気平癒」
となっています。


ちなみに鞍馬寺は狛犬さんではなく、凛々しい狛虎さんが守っています。




本堂のそばにある霊宝殿(鞍馬山博物館)は、冬季のため休館していました。
奥の院(魔王殿)目指してレッツゴー!
登山道を進みます。




有名な「木の根の道」は不思議な明るさが印象的。


木の根の道に入ってすぐの大杉権現社は、ベンチがたくさんある瞑想場になっています。
次回はゆっくり気功法と瞑想をしたいなー、と思いながら通り過ぎます。




さらに進んだ僧正ガ谷には不動堂と義経堂があります。
不動堂には、最澄さん(伝教大師)が一刀三礼を尽くして刻んだと伝えられる不動明王像が安置されているそうです。




義経堂の伝承を読んでみました。
無念の死を遂げたといわれる義経さんの霊性はこの地に戻り、遮那王尊となって魔王尊に今もお仕えしていると書かれています。
ここから奥の院魔王殿はまでは、下り道。


奥の院魔王殿は時が止まったような静かな場所にあります。
本尊は「護法魔王尊」で、すべてを生み出す宇宙エネルギーを具現化した存在といわれています。
私は厳しさよりも、包み込むような優しい気を感じました。


奥の院魔王殿からの登山道は、すべりやすい道が続きます。
つづら折りになっている急な道をガンガン進む感じ。






しばらく歩いていると森の静寂の中、沢音が聞こえてきます。
最初はたよりないくらいに小さく。
しかし高度を下げていくと沢音がどんどん大きくなってきます。
そして唐突に貴船神社参道に降り立ちました。




貴船の参道は人が多く川床の店や土産物屋もたくさんあります。
ここまで精霊が息づく静かな深山にいたのに、急に明るい人里にポンと投げ出されたような変な感覚。
貴船神社本宮は、水が透き通る沢沿いの道を進んだところにあります。




長い階段を上がると、「貴船神社本宮」。


貴船神社は1600年以上の歴史があり、万物の命の源である水の神を祀る、全国二千社を数える水神の総本宮です。
絵馬発祥の神社でもあります。




日本人も外国人もたくさんいて大賑わい。
まあまあな行列を並んで拝殿に。


みなさんは順番に正面で祈願をしますが、私たちは鈴を鳴らしてお賽銭を入れたらすぐに拝殿前を離れます。
邪魔にならないスペースでゆっくりと神様と対面したいからです。
人が来ない拝殿脇に移動したら、祝詞を唱えて気持ちを静めます。
すぐに揺らめくような太古の気に包まれます。
ここもいい神社だなー、と思いました。
貴船は気の生ずる根源として「氣生根」と記されたりすることもあるそう。
貴船本宮では、水に浮かべると白紙のおみくじにメッセージが出てくる面白い水占おみくじがあります。
やってみました。


結果は「中吉」ですが「大吉」といえる内容で大満足。


ご神木の大かつらも素晴らしい!
ちなみに貴船神社の御利益は
「諸願成就・えんむすび・運気隆昌」
となっています。


参拝を終えて御朱印を頂き、気持ちが落ち着いたら突然私の「カラータイマー」が鳴り始めました。
「ピコン、ピコン、ピコン!!」
ではなく、お腹の虫カラータイマーなので「グ――――――!」です(笑)
たまらずすぐそばの「京紫陽(きょうしよう)」というお店に飛び込みました。
これが大正解!
とてもおいしかった~!




夫婦そろってお腹が落ち着いたら、気持ちの余裕も生まれます。
周りの景色などをのんびり眺めながら、奥宮方面に向かいます。




川床料理のお店が軒を連ねていますが、冬の時期は営業していません。








貴船神社奥宮はたまたまかもしれませんが、人が少なかったです。
おかげさまでのんびり参拝出来ました。




玉依姫命(神武天皇の母)が黄船で淀川~鴨川~貴船川と遡上し、水源であるこの奥の院の地に水神の祠を祀ったという伝承があります。




貴船神社奥宮から同じ道を戻ります。
さっきはボーっと歩いていて中宮を飛ばしていたことに気づき、帰り道でお参りしました。




中宮には「天乃磐船」が奉納されています。
6トンですって。
昔の人はどうやって運んだんでしょう。


沢沿いの道は、鳥の声があふれていて楽しかった。


鞍馬山から下りてきた道を通り過ぎ、「貴船口駅」を目指します。


お店もなくなり、鳥の声と沢音だけが響く道が続きます。
われわれ夫婦のたわいもないおしゃべりにも花が咲きます。


30分くらいで貴船口駅に着きました。
しかしそこから30メートルほど通り過ぎて「梶取社」に行きます。


「梶取社」は舟で遡上してきた玉依姫命(たまよりひめのみこと)が二股になっているところでうっかり鞍馬川に進路をとってしまい、そこで現れた宇賀魂命(うがのみたまのみこと)に助けられ貴船川上流方向に梶を切り替えたところです。


人生のかじ取りを間違えないように、しっかり祈願。
この後あらためて「貴船口駅」に戻り、車を止めている「鞍馬駅」まで叡山鉄道で戻ります。






静かで凛とした山の空気、美しい沢のせせらぎ、おいしい料理と、盛りだくさんに癒された最高のお参り登山でした。
ひとり登山も好きですが、夫婦で行くのもいいもんですな~なんて思えた1日でした。
娘がいなかったのは残念ですが、そのうち一緒に行けるでしょう。
ちなみに神仏霊能者の桜井識子さんは、いろいろな場面で天狗とコミュニケーションしています。
そんな本を読んでいるせいで、天狗のお顔を見るとなんだか親近感がわいてきます。
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