トレッキングポールの使い方と効果:登山初心者のための完全ガイド

トレッキングポールの使い方と効果:中高年登山初心者のための完全ガイド

トレッキングポールの重要性

トレッキングポールは、登山やハイキングで非常に役立つアイテムです。特に登山初心者や中高年の方々にとって、トレッキングポールは膝や腰への負担を軽減し、安全な登山をサポートします。また、バランスを取る際にも大いに役立ちます。しかし、ただ持っているだけではなく、正しい使い方が必要です。そこで、この記事ではトレッキングポールの正しい使い方とその効果について詳しく解説します。

すざくちゃん

げんぶさん、
中高年の人が登山する時は、ポールを持った方がいいの?

げんぶ

そうだね、すざくちゃん。
ひとりで軽い山を登るくらいなら、ポール無しで行くのもいいと思う。
でも、きつめの登山に挑戦する時や、グループ登山をする時には、ポールを持った方がいいんだよ。
中高年になると、自分で思っていたより体力が持たず、バテることもあるし、グループ登山でペースが遅くなってみんなに迷惑をかける原因にもなるからだよ。

すざくちゃん

そうなんだ。
ところで、げんぶさん。トレッキングポールは2本持ちがいいといつも言っているのはなぜなの?

げんぶ

それはね、1本ポールは短時間の歩行ならいいけれど、長時間歩くと体のゆがみにつながり、腰や膝や背中を痛める原因になるからだよ。
私は登山愛好家であるだけじゃなく、整体師でもあるから、2本ポールを持つのを強くすすめているんだ。

すざくちゃん

せっかくの登山なのに痛めたらバカバカしいもんね。
げんぶさん、私にも今度使い方教えてね。。

げんぶ

もちろんだよ、すざくちゃん。
私自身、山で足を痛めた時には2本ポールのおかげでずいぶん助けられた経験があるんだ。
みんなにもふだんから慣れた道で練習して、上手になってほしいよね。
何より、ポールを持つようになって、前まできつくて諦めてたコースを登れるようになったのがとてもうれしいんだ。
年をとっても、いつまでも山に登れたらそれが一番最高だからね。

この記事の目的

この記事の目的は、40~60代の中高年の登山初心者がトレッキングポールを最も効果的に使用する方法を理解することです。具体的な使い方から、どのような効果が期待できるのか、さらには選び方やマナーに至るまで、トレッキングポールに関する全てを網羅し解説していきます。

目次

トレッキングポールの基本的な使い方

ここでは、トレッキングポールの基本的な使い方について解説します。正しい長さの設定方法、基本的な歩き方、そして上りと下りでの使い方について、具体的なポイントをお伝えします。

正しい長さの設定方法

トレッキングポールの長さは、使用者の身長や歩き方によって変わります。一般的には、肘が90度になるようにポールを調整します。具体的には、以下の手順で設定できます。

  1. まず、平地で立って、ポールを垂直に持ちます
  2. 肘が90度になるようにポールの長さを調整します。
  3. しっかりとロックして、長さが変わらないように確認します。

この長さが基本設定となります。

歩き方の基本

トレッキングポールを使う際の歩き方も重要です。以下が基本的なポイントです。

  • 左足を前に出すときは、右手のポールを前に出します。
  • 右足を前に出すときは、左手のポールを前に出します。
  • ステップとポールの動きをリズムよく合わせます。

このようにして、歩行時のバランスを保ちます。

上りと下りでの使い方

上り

上り坂では、ポールを短くして使います。これにより、手と肘が地面に近くなり、より力強く登ることができます。

下り

下り坂では、ポールを少し長くして使います。これにより、膝への負担を軽減し、安全に下山できます。

トレッキングポールの効果

ここでは、トレッキングポールを使うことで得られる主な効果について解説します。膝への負担軽減、バランスの安定、そして疲労軽減のメカニズムについて、具体的なポイントをお伝えします。

膝への負担軽減

トレッキングポールを使う最大の効果の一つが、膝への負担を軽減することです。特に下り坂での膝への衝撃を分散させることができます。具体的には、ポールを地面につけることで体重を分散し、膝にかかる負担を減らします。

バランスの安定

トレッキングポールを使うことで、歩行時のバランスが大きく改善されます。特に不安定な地形や滑りやすい場所では、ポールが第三の「足」となり、安定した歩行を助けます。

疲労軽減のメカニズム

ポールを使うことで、上半身も活用することができます。これにより、下半身だけでなく全身を使って歩くことができ、疲労を軽減することが可能です。具体的には、ポールを地面につけることで、下半身の動きを上半身の筋肉でサポートする形になります。

トレッキングポール選びのポイント

この章では、トレッキングポールを選ぶ際の重要なポイントについて解説します。素材と重さ、グリップの種類、価格と品質、そして形状や本数について、具体的なポイントをお伝えします。

素材と重さ

トレッキングポールの素材は主にアルミニウムとカーボンがあります。

  • アルミニウム: 丈夫で重量もそこまで重くない。ただし、折れやすい場合がある。
  • カーボン: 軽量でしなやか。しかし、高価であり、衝撃に弱い場合がある。

グリップの種類

グリップには主に以下の3種類があります。

  • フォーム: 手に優しく、汗をよく吸収する。
  • ラバー: 耐久性があり、寒い場所での使用に適している。
  • コルク: 手にフィットしやすく、長時間の使用でも快適。

価格と品質

価格と品質は密接に関連しています。

安価なポールも多くありますが、耐久性や機能性が低い可能性があります。

T型とI型

  • T型: グリップがT字型で、多くの人にとって握りやすい。特に上り坂で力を入れやすい。1本持ちに最適
  • I型: グリップがI字型で、一般的には下り坂での使用が容易。2本持ちに最適

1本と2本

  • 1本: 軽量で持ち運びが容易。しかし、バランスを取るのが難しい場合がある。軽い登山の補助。
  • 2本: バランスが取りやすく、膝への負担もより軽減される。ただし、持ち運びには少し手間がかかる。長距離登山のサポートアイテム。
げんぶ

私が初心者におすすめしているポールを紹介します。
DABADAのトレッキングポールです。
安価なうえ丈夫で、購入時不具合があってもすぐに部品を送ってくれる安心の商品です。
もう一つは折り畳み式のポールです。
非常に小さく収納ができるので、携帯が簡単です。

実際の使用例と注意点

この章では、トレッキングポールの実際の使用例と注意点について解説します。雨天での使用、雪山での使用、そしてマナーとルールについて、具体的なポイントをお伝えします。

雨天での使用

雨天では地面が滑りやすくなるため、トレッキングポールの使用は特に重要です。ただし、ポールの先が泥に埋まる可能性が高くなるため、泥除けのアタッチメントを使用することをおすすめします。

雪山での使用

雪山では、特にポールの長さと先端の種類に注意が必要です。雪に埋まりやすいように、先端は広めのものを選び、長さも短めに設定すると良いでしょう。

マナーとルール

トレッキングポールを使用する際には、他の登山者や自然環境に配慮する必要があります。例えば、ポールで地面を傷つけないようにラバーをしたり、他の人が通る際にはポールを横にして邪魔にならないようにしたり、バッグに取り付ける場合は他の人の目などを傷つけないようにするなど、基本的なマナーとルールを守りましょう。

まとめ

トレッキングポールの使い方と効果の総括

この記事では、トレッキングポールの使い方とその効果について幅広く解説しました。

  • 基本的な使い方
    • 正しい長さの設定方法について
    • 基本的な歩き方のポイント
    • 上り坂と下り坂での使い方を詳細に解説
  • 効果
    • 膝への負担軽減のメカニズム
    • バランスの安定について
    • 疲労軽減のメカニズムについて
  • 選び方のポイント
    • 素材(アルミニウムとカーボン)と重さについて
    • グリップの種類(フォーム、ラバー、コルク)について
    • 価格と品質の関連性について
    • 形状(T型とI型)と本数(1本と2本)の選び方
  • 実際の使用例と注意点
    • 雨天での使用方法と注意点
    • 雪山での使用方法と注意点
    • 基本的なマナーとルールについて

トレッキングポールは、登山やハイキングで非常に有用なアイテムです。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方と選び方が必要です。特に40~60代の中高年の登山初心者にとって、トレッキングポールが楽しい登山のための、素晴らしいサポートアイテムとなればうれしいです。

すざくちゃん

げんぶさん、ポールと一緒に持っておいた方がいいアイテムってあるの?

げんぶ

すざくちゃん、あるよ。
ポールを使っていると、どうしても掌に負担がかかるんだ。
だから僕は必ずグローブをするんだ。
お気に入りを紹介するね。

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この記事を書いた人

大和げんぶ
1966.1.4生まれ

連続年間100ピーク以上踏破
2014年、49才で登山を始める
登山ブロガー
イラストレーター
WEBライター
ストレッチインストラクター
整体療術師
気功法講師
合気道10年
ZUMBA10年
特技、絵を描くこと

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