今回のコースは、
「阪急芦屋川駅~ロックガーデン~風吹き岩~保久良神社~岡本」です。
スタートの芦屋川駅前には、多くのハイカーがいます。
芦屋ロックガーデンは、初心者でも楽しめる岩登りコースなので、老若男女関わらず訪れるのです。




芦屋川沿いの道路を山に向かって進みます。


日本屈指の高級住宅街、芦屋の街を歩いていきます。
朝、住宅街を歩くときは静かに歩くのがルール。
楽しい気持ちはわかりますが、住人の平穏な生活を邪魔してはいけません。
ルールを守らず、街中を大声で歩いているハイカーを時々見かけます。
大きな声で話しているのは、ごめんなさい、偏見や決めつけではなく事実として、高校生くらいの若者か、主婦ハイカーが多いです。
自分たちは普通の声の大きさでしゃべっているだけだし、すぐ通り過ぎるからいいだろう思っても、住人にとっては静かにくつろげる自宅にいるのです。
それに一日に何百人もそこを歩きます。多少小さな声でも大迷惑です。
住民の中には昼夜逆転の仕事をしていて、朝帰ってきてやっと寝た人がいるかもしれません。
この点ベテラン登山者は市街地ではできるだけ無言を通して歩きます。
話してもささやく程度。
初心者登山者さんも、ルールと節度を守って行動するよう心がけましょう。




市街地を抜け、渓流沿いの道に入ると急に涼しくなります。




駅から20分ほどでロックガーデン登山口に到着。
数件のお店があり、すでに下山した人たちが、ビールを飲んでいます。
う~ん!うらやましい!!




高座の滝。
昔は修験者の修業の場でもありました。


ここから急登のはじまりです。




ほんの数分進むと、岩場が出現。
これこそロックガーデン。




見下ろせば上がってくる人たちの後ろには、海が見えます。


人気があるコースなので、どうしても渋滞し勝ち。
特にこの日は混んでました。




鉄塔まで来れば岩登りは終了。
この後は道幅も広くなるので、渋滞もここまで。


急登が少なくなって、のんびりハイキング状態になります。
以前にここで大猪とすれ違ったときは斜面に登って道を空けたことがあります。
イノシシとはしょっちゅう遭遇しますが、後にも先にもその時のほど立派な猪に合ったことはありません。
たぶん200kg以上あったんじゃないかなー。
私がすぐそばにいても全く気にせず悠然と歩いていく大物ぶりでした。




最後にちょっと登りが続いたと思うと、10人ほど人が座れる場所があります。
そこをちょっと登るとこの日の最高到達点になる「風吹き岩」です。
以前、私と妻の二人で風吹き岩の下でお弁当を食べていると、誰かが私の肩をポンポンとたたきます。
「ん?」と振り返ると・・・
なんと巨大な猪の顔がそこにあります。
「ギャ!」
私は驚いて立ち上がりました。
猪がお弁当欲しさに、私の肩を鼻でつついたのです。
それに気づいた妻も飛び上がるようにして立ち上がります。
この時わが妻のたくましさを目の当たりにすることになりました。
なんと私のも含めお弁当やお茶を全部両手に抱えて立ち上がったのです。
猪にしたら拝借しようとした食べ物が目の前からなくなっています。
しようがないので猪は何も無くなったブルーシートに顔を擦り付けて名残惜しそうにフガフガやっています。
2人で立ちすくんでいると、たまたまそこにいた登山常連さんがうちわで猪の鼻先をあおいで追い払ってくれました。
猪はしかたないなというような感じでノッシノッシと去っていきます。
めちゃくちゃびっくりしましたが、いつもはおとなしい妻が危急のときには頼れる存在であることを確認できたエピソードになりました。


風吹き岩は一度に数十人登ることができる巨大な一枚岩。


上に登ると大阪に続く街並みと海が見渡せます。


風吹岩を起点にいくつか道が分かれています。
「六甲山頂」や本格岩登りの「荒地山」、そして私が向かう保久良神社方面、神戸登山のメッカともいわれる「打越山」にも続いていたり、おじさんが何年もかけて素敵な丸太のベンチを作り続けてくれている「七兵衛山」にもアクセスができます。


保久良神社、岡本駅方面には風吹岩のちょうど背面の細い道から下りていきます。


金長山を通るルートになるので、交差路では標識をしっかり確認します。




風吹岩からのこの道を歩くといつも楽しい気持ちになります。
遠くの景色が見える道、根っこが這っている道、歩きやすいように木が組んでいる道と、レパートリーに富んだ素敵なコースだからです。






途中、右側に広場があり、そこのベンチに腰掛けて、ランチタイム。
ここの景色は格別です。
風も気持ちいい。






この広場を過ぎると「保久良神社」まで、めちゃくちゃ急な階段を下りることになります。
この階段は風雨に削られて、一段一段が私の膝を越えるくらいに大きくなっているのです。
ここを通るためにこの日はポールを持ってきたようなもの。
ガンガン下りると膝にくるのでしっかりポールを先につきます。


この階段大きい段差の上にかなり長いです。
膝に自信のない方や、次の日に疲れを残したくない方は、絶対ポールを用意することをおすすめします。
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下りきると左手に保久良梅林の敷地が見えてきます。
保久良神社の入り口です。


参道は岡本の街から来る方にあるので、山からは神社の横から入る感じです。
この神社にはふたつの磐座があります。
超古代日本独自の文字「カタカムナ伝説」がこの保久良神社にはあるので、磐座もゆかりがあるのかもしれません。
カタカムナ研究については楢崎皐月(ならさきこうげつ)氏が有名で、30年前合気道の先生に本をお借りして数冊か読みました。
カタカムナにおいて、文字の形と音に強力なパワーがあるとされ、今も研究されていて、私が長年やってきた合気道や気功法にも深く関係しています。
まさか今になってカタカムナゆかりの神社に、プラプラと歩いてくることになるとは思いもしませんでした。


保久良神社の主祭神は須佐之男命、大国主命、大歳御祖命、そして椎根津彦命(シイネツヒコノミコト)。
手を合わせているときに、この辺りを守っている氏神様クラスかな?なんて考えてたら、もっとはるかに大きな神様だったため、このあと眷属さんに叱られました。
私は最近急に、神様アンテナが敏感になったため、失礼なことをしてしまったときは叱られたのが分かります。
眷属さんは神様への忠誠心が強いため厳しいですが、神様はとてもやさしくておおらかなです。
神様アンテナの磨き方については桜井識子さんの本をお読みください。↓↓↓


参道には干支の石像が並んでいて可愛いです。




参道を進むと神戸市街並みから大阪湾がとてもきれいに見えます。




下っていくと岡本の街の山手にたどり着きます。






ちょうど岡本梅林のすぐそばを通ります。
この岡本梅林は、2月終わり位から驚くほどいろんな種類の梅花が楽しめるので、時期が合えばぜひ多くの方に見てほしい名所です。


高級住宅街を下っていくと岡本の駅前。
並んでいるお店も高級でおしゃれです。


今回は「ロックガーデン」から「保久良神社」のコースを歩きました。
岩場は滑るのでトレッキングシューズは必須です。
足を大きく上げ下げするので登山用ズボンも大切。
行動食や水もしっかり用意してください。
何万歩も歩くので、小さなストレスが蓄積されて疲れになります。
登山はとても楽しいですが、動けなくなれば多くの人に迷惑が掛かります。
たとえ誰かに連れて行ってもらったとしても、何かあればすべて自己責任。
山では、自然と自分の一対一の関係です。
人を助けながら無事に下山することなど素人にはできないので救助隊に来てもらうことになります。
救助隊にしても皆命がけです。
山好きとしては、「登山は楽しい」とみんなに思っていただきたいのです。
軽い気持ちで装備不十分のまま登山に参加するのではなく、ある種の覚悟をもって準備ををすることを心からお願いします。
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